2022-06-06 12:49
【規模別比較】オンライン展示会プラットフォーム12個の特徴と機能
企業や顧客を集め、ビジネスチャンスを創出する展示会の開催が難しくなっています。こうした現況から、今注目を集めているのがインターネットを介して開催するオンライン展示会です。
オンライン展示会は、独自に環境を開発して開催する手もありますが、手間をかけたわりにクオリティの確保がなかなかできない、という理由から、プラットフォームを利用するのが大半です。
本記事では、オンライン展示会のプラットフォームを、開催の規模別にご紹介しています。主催を考えている企業の方は、ご参考ください。
なお、ここでは、開催規模の基準を次のように定めています。
<規模基準>
単独⇒自社のみ
小⇒出展者数 ~20社
中⇒出展者数 21~100社
大⇒出展者数 101社~
それでは、順に見ていきましょう。
※各情報は2021年3月調査時点のものです※
株式会社ストラーツでは、オンライン展示会プラットフォーム「Event BASE」を提供しています。
・展示会を開催したいが何から始めていいのかわからない
・開催までの時間が限られている
・ほかでは見られないオリジナルの展示会を開催したい
と考えている場合は、ぜひお問い合わせください。プラットフォームの提供だけでなく、集客やマッチングのサポートをいたします。
1.単独のオンライン展示会に適したプラットフォーム
オンライン展示会の開催を考えている企業の中には、自社単独での開催を希望しているところもあるでしょう。
そうした企業は、下記のようなプラットフォームの利用がおすすめです。
①WEB EXPO Master
WEB EXPO Masterは、株式会社システムズナカシマが提供しているプラットフォームです。
オンライン展示会を簡単に構築できると謳われているように、必要な情報を管理画面に入力するだけでOK。専門知識を身につけることなく利用できるのが魅力です。
特徴 | ・管理画面で情報入力するだけで構築可能 ・ブースをいつでも自由に変更できる ・単一画面に製品を複数表示できる |
機能 | ・資料配布 ・動画配信 ・web商談 ・チャットボット対応 ・アンケート ・行動データ解析 |
価格 | 月額10,000円(税別) 初期費用50,000円(税別) ※1ヶ月無料トライアルキャンペーン受付中 |
向いている企業 | ・手軽に展示会ブースを作成したい企業 ・予算に余裕がない企業 |
なお、WEB EXPO Masterは、複数社が参加するオンライン展示会の開催もできます。その場合、料金体系が変わります。
②DX EXhibition STANDARD
DX EXhibition STANDARDは、株式会社アイデアクラウドが提供しているプラットフォームです。
ブースは3Dウォークスルーブース・3Dviewブース・2D/3Dイラストブース・WEBブースの4種類が用意されていて、自由に選べます。
また、ユニークな有料オプションがいくつか用意されているのも特徴です。あえて入場者を限定して顧客に特別感をもたらす完全予約制機能や、エンターテインメント感を味わえるアバター(仮想空間に表示させるキャラクター)を使った接客機能など、よりオリジナルな展示会を開催できるものがあります。
特徴 | ・VRやARなどの技術を手軽に利用できる ・オプションが充実していて、独自の展示会を開催できる |
機能 | ・デジタルカタログ配布 ・動画配信 ・VR紹介 ・AR紹介 ・ビデオチャット ・チャットボット対応 ・名刺交換 ・アンケート ・行動データ解析 |
価格 | 840,000円~(パッケージ利用時) |
向いている企業 | ・VRを活用した3Dの展示会に興味がある企業 ・顧客を楽しませるようなオンライン展示会を開催したい企業 |
株式会社アイデアクラウドでは、DX EXhibition STANDARD以外に、展示会主催者向けのDX EXhibition GRAND、動画配信に特化したDX EXhibition LIVE、既存のブース素材をバーチャル化できるDX EXhibition ARCHIVE、VRに特化したDX EXhibition VRがあります。
③セールスメディア
セールスメディアは、株式会社RED STONEが提供しているプラットフォームです。
こちらのプラットフォームの大きな特徴は、360度VR(立体CG)によるブースを作れるこ
と。360度のパノラマ写真も掲載できるので、参加者に臨場感のある製品PRができます。
特徴 | ・ブースを2D、3D、360度VRのいずれかから選べる ・製品を立体的にアピールできる ・専門知識不要でブースが構築できる |
機能 | ・資料配布 ・動画配信 ・ライブ配信 ・VR紹介 ・web商談 ・チャットボット対応 ・アンケート ・行動データ解析 |
価格 | ・お試し展示会プラン 398,000円(税抜) ※開催期間1ヶ月無料 ・おすすめ展示会プラン 598,000円(税抜) ※開催期間1ヶ月無料 ・プレミアム展示会プラン 789,000円(税抜) ※開催期間1ヶ月無料 |
向いている企業 | ・製品の魅力をリアルと変わらない形で伝えたい企業 ・サポートが充実しているプラットフォームに依頼したい企業 |
2.小規模のオンライン展示会に適したプラットフォーム
何十社もの企業が一度に集まるというよりは、10社程度のオンライン展示会を開催したいときは、次の2つのプラットフォームがおすすめです。
①EventIn
EventInは、株式会社ブイキューブが提供しているプラットフォームです。
Web会議のクラウド市場で多くの企業に選ばれている実績があるように、展示会をする企
業と展示会に参加する顧客側が交流しやすいような機能が充実しています。
特徴 | ・特定の顧客と面談や商談が簡単にできる ・会場のレイアウトやデザインを、展示会のイメージに合わせて変えられる |
機能 | ・動画配信 ・web商談 ・連絡先交換 ・行動データ解析 |
価格 | 要問い合わせ |
向いている企業 | ・展示会後に、出展企業と参加者側が多くつながってほしいと考えている企業 |
②CYZY SPACE
CYZY SPACEは、株式会社メタバーズが提供しているVR型のプラットフォームです。
VR空間はクラウド上に構築されるため、インターネットにつながるスマホやPCさえあれば、誰でも簡単に参加できます。
また、シンプルなVR展示会であれば、月額10,000円で済むのも魅力のひとつです。
特徴 | ・3D空間による展示が簡単な操作で行える ・アバター同士による交流を通してリアル感が味わえる |
機能 | ・PDF配布 ・動画配信 ・VR紹介 ・Web商談 ・名刺交換 ・AIコンシェルジュ ・行動データ解析 |
価格 | ・基本プラン 月額10,000円(税抜)/1ルームあたり ・独自サーバプラン 月額100,000円(税抜)初期費用500,000円/10ルームまで ※1ルームの最大同時接続可能人数は、アバター25人。閲覧のみなら100人 |
向いている企業 | ・参加者にVR空間を気軽に楽しんでもらいたい企業 ・3Dには興味があるが、ハードルが高いと感じている経営者に利用してもらいたいと考えている企業 |
3.中規模のオンライン展示会に適したプラットフォーム
続いて、中規模のオンライン展示会に適したプラットフォームをご紹介します。
①デジタル展示会2.0プラットフォーム
デジタル展示会2.0プラットフォームは、株式会社VOSTが提供しているVR型のプラットフォームです。
リアルな展示会が再現されたプラットフォームに、オンライン展示会ならではの機能が搭載されているのが特徴。参加者はストレスなく回遊できる、出展企業はリアル以上に自社の製品PRができる、と双方にメリットがあります。
特徴 | ・回遊性の高いリアルな展示会を再現 ・リード獲得、リード育成が見込める |
機能 | ・資料配布 ・動画配信 ・Web商談 ・名刺交換 ・ランダム入場 ・行動データ解析 |
価格 | 要問い合わせ |
向いている企業 | ・ニッチな領域での展示会開催を考えている企業 ・来場者に何度も足を運んでもらえるような展示会を希望している企業 |
②meet × meet
meet × meetは、株式会社大伸社が提供しているプラットフォームです。
3Dで表示された出展ブースが画面に表示され、どのブースに何人の人が訪れているのか、ひと目でわかります。
また各出展ブースの担当者の顔がアイコンとして表示され、参加者が話しかけやすい雰囲気になっているのも特徴のひとつです。
特徴 | ・出展ブース担当者の顔がわかる ・どの出展ブースが賑わっているのかすぐにわかる |
機能 | ・資料配布 ・動画配信 ・Web商談 ・おすすめの出展ブース設定 ・相談予約機能 ・アンケート ・行動データ解析 |
価格 | ・ゴールドプラン(出展企業数11以上50未満) 基本使用料 3,000,000円 月額使用料 100,000円/月 ・プレミアムプラン(出展企業数51以上100以下) 基本使用料 4,000,000円 月額使用料 100,000円/月 |
向いている企業 | ・人の温かみが感じられるような展示会にしたいと考えている企業 ・完全なバーチャル空間ではなく、ある程度の2D要素も希望している企業 |
なお、meet × meetには、自社開催用のプランや、出展企業数10未満に対応したプランも用意されています。
4.大規模のオンライン展示会に適したプラットフォーム
最後に、出展企業数100以上の大規模なオンライン展示会を開催するときに、おすすめなプラットフォームをご紹介します。
①Event BASE
Event BASEは、株式会社ストラーツが提供しているプラットフォームです。
好みのデザインを選び、必要事項を入力するだけで開催の準備ができます。最短で10日で構築可能と、他社にはないスピード感も特徴です。
特徴 | ・短期間で開催できる ・用意されたパターンを組み合わせるだけでプラットフォームが構築可能(オーダーメイド開発にも対応) ・直感的な操作で、出展企業や参加者にストレスなく利用してもらえる |
機能 | ・資料配布 ・動画配信 ・Web商談 ・チャット ・名刺交換 ・行動データ解析 |
価格 | 要問い合わせ |
向いている企業 | ・すぐに大規模なオンライン展示会を開催したい企業 ・どの展示会がいいのか選ぶ時間がなく、とりあえず必要な機能が揃っているプラットフォームを選びたいと考えている企業 ・操作性に優れ、どの企業にも満足してもらえるような展示会を用意したい企業 |
②EventHub
EventHubは、株式会社EventHubが提供しているプラットフォームです。
動画による配信がメインで、事前収録した動画配信のほか、参加者から登壇者に対して質問ができるライブ配信ができます。
また、MA(マーケティング自動化ツール)やSFA(営業担当者支援ツール)と連携させることができ、イベント開催後の参加者に効果的にアプローチできます。
特徴 | ・動画配信がメイン ・動画を通して出展企業と参加者のコミュニケーションが活性化するような機能が充実 ・展示会開催前から開催後まで、さまざまなサポートをしてくれる |
機能 | ・資料配布 ・動画配信 ・Web商談 ・チャット ・名刺交換 ・グループ掲示板 ・行動データ解析 ・外部ツールとの連携 |
価格 | 要問い合わせ |
向いている企業 | ・動画による配信が効果的な商材 ・サービスを扱う分野のオンライン展示会を開催したい企業 ・展示会後の顧客獲得に悩んでいる企業が多そうと感じている企業 |
③Event Terminal
Event Terminalは、株式会社カスタメディアが提供しているプラットフォームです。
設定画面がわかりやすく操作性に優れていて、スムーズに開催できます。また、自社が保有しているデータベースと連携が可能なのも特徴のひとつです。
特徴 | ・必要な機能がひと通り揃っている ・国際展示会開催ができる多言語対応 ・各種データベースとの連携 |
機能 | ・資料配布 ・動画配信 ・Web商談 ・チャット ・名刺交換 ・アンケート ・ポイント付与制度 ・行動データ分析 |
価格 | 要問い合わせ |
向いている企業 | ・スタンダードな展示会プラットフォームを探している企業 ・自社のデータベースを活かしたい企業 |
④CRI DXExpo™
CRI DXExpo™は、株式会社CRI・ミドルウェアが提供しているプラットフォームです。
こちらのプラットフォームの特徴は、スマートタイムラインと呼ばれる独自技術を用いて構築されていること。SNSのタイムラインと同じような感覚で、参加者に各社のブースを見てもらえます。
また、参加者の訪問状況はリアルタイムで出展企業に伝えられるので、出展企業も取引の機会を逃さずに対応できます。
特徴 | ・SNSを拡張したような展示会場 ・出展企業が自社ブースに興味を持っている参加者を逃しにくい |
機能 | ・動画配信(タイムラインに表示されると自動再生) ・展示パネル紹介 ・SMS通知機能 ・表示順位制御システム ・行動データ解析 |
価格 | 要問い合わせ |
向いている企業 | ・参加者に手軽に来てもらえるような展示会を開催したい企業 ・出展企業が確度の高い顧客に、ピンポイントでアプローチできるような展示会開催を希望している企業 |
⑤バーチャル展示会360
バーチャル展示会360は、スペースラボ株式会社が提供しているプラットフォームです。
同社には、CGクリエイターが多数在籍していて、ハイクオリティかつ大規模なVR空間を制作してもらえます。
特徴 | ・CG制作会社ならではのクオリティの高いVR空間を提供 ・参加者の回遊を促し、マッチングを増やせる |
機能 | ・動画配信 ・Web商談 ・チャット ・名刺交換 ・アンケート ・行動データ解析 |
価格 | 要問い合わせ(20社規模だと1,500,000円~) |
向いている企業 | ・大規模なVR空間をローコストで構築したい企業 ・3Dデータを保有している企業 |
スペースラボ株式会社では、バーチャル展示会XRというプラットフォームも提供しています。
こちらは、出展企業や参加者がアバターとなり、VR空間を自由に動き回れる機能を備えたプラットフォームです。よりリアルな展示会を求めている場合は、視野に入れてもいいでしょう。
5.オンライン展示会プラットフォームの問い合わせは株式会社ストラーツへ
オンライン展示会は、規模が大きくなれば、それだけ必要な費用がかかり、必要な準備も増えます。過去の類似の展示会を参考にしながら、適正な規模がどのくらいか、見極めるのがポイントとなるでしょう。
また、はじめてオンライン展示会を主催する場合は、開催前から開催後までトータルでサポートしてくれる企業に依頼するのがおすすめです。
株式会社ストラーツでは、プラットフォーム「Event BASE」の提供だけでなく、集客やイベントの運営支援を行っています。また、「Event BASE」は、本記事では大規模の展示会開催におすすめとお伝えしましたが、単独開催、小規模開催、中規模開催にも対応が可能です。
もしオンライン展示会のプラットフォームがどれがいいのかわからない……と悩んでいるときは、一度、株式会社ストラーツへご相談ください。できるだけ負担なく開催するためにはどうしたらいいか、アドバイスいたします。